今回は薬局薬剤師をしていくうえで役に立つ投薬のテクニックをお伝えしようと思います😆

例えば、幼稚園に通っているお子様の処方で、

ムコソルバンシロップとムコダインシロップの混合1日3回毎食後の処方が来たとします。

こういう時結構保護者の方からよく質問を受けます。

「うちの幼稚園は薬を飲ませてくれない所なんですけどどうしたらいいですか。」

最近の幼稚園では規則として先生が園児に対して薬を飲ませる事を禁止している所が多いです。(暗に薬飲んでまで幼稚園に来るくらいなら感染の危険もあるから休んでくれと言っているのか?笑)

実際に新人薬剤師がこういう質問を受けてとても困ったという相談がありました。(その新人は問い合わせして1日2回に用法を変えてもらったということでした。)

もちろん医療の現場においてベストな答えというのは状況によって変わるのですが、こういった状況での僕の現場での答えは、

「今回の薬でしたら必ずしも食事のあとに飲まなくてはいけない薬ではありません。1日3回の薬なので、幼稚園に行く直前、幼稚園から帰ってきてすぐ、寝る前のタイミングで飲んでいただければ良いかと思います。」

です。💯

これでしたら薬学的な観点から言っても問題はなく、医師の意図をできる限り汲んだ上で患者家族の満足度も下げることもありません。小児科は忙しい先生が多いのでいちいち問い合わせていると先生の怒りを買う事にもなりますし、、、💦

もちろんこれが正しくないケースもあります。

例えば先生がこだわりが強くて患者には服用のタイミングを絶対守ってほしいと言っているとか、保護者がとても神経質な方で先生の指示が食後で出ているなら先生に相談してからじゃないと薬を飲みたくない方とか、薬局の規則でそもそも薬剤師に薬のテンプレートの説明以外の権限が与えられていないとか、、、

( ´∀` )考えだしたらキリがありませんね。

その場における最適解は実践を重ねることで磨かれていきます。💥

周りの薬剤師さんを見渡して、良いフレーズはどんどん盗んでカッコいい薬剤師を目指しましょう🎈

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