そんなこんなでしばらく降圧剤を続けていくと患者さんの方から「ここのところ血圧が正常値に入ってきてるから、もうこの薬止めてもいいかなあ。」

この質問、端的に答えてしまえば、薬を止めるかどうかの判断というのは医師がするものなので薬剤師は判断できない。

というのは事実なのですが、薬剤師がこれを言ってしまえばそれが正論であってもその薬局の患者満足度は下がるでしょうね。患者さんの質問の答えになっているようで的外れな回答ですから。笑

薬剤師のたしなみである共感の姿勢が傾聴の姿勢がかけらもありませんね。

法というものは、いざとなった時に自分たちを守ってくれますが、自分に都合の良い風にだけ法を解釈して逃げる薬剤師は見ていて気持ちがよくありませんし、

そういう気持ちって患者さんにも透けますよ。

(オウム返しや相槌みたいな学校で習う内容は割愛します。)

こういったケースでは患者さんにまず理解しているか伝えることは、

いつも見ている数値は、血圧の薬を飲んでいる状態での数値であって、血圧の薬を飲んでいるから正常値に入っているという事。正常値といってもギリギリ正常値なら血圧の薬を飲むのを止めたら高血圧に逆戻りするのは目に見えています。理屈で言えば血圧の薬はもともと正常値の方が飲んだら低血圧気味になるはずです。薬を飲んでいて正常値なら、少し血圧が低いくらいの状態をキープできるように促します。

敢えてテンプレートを作成するなら「血圧の薬を飲んでいる状態だから正常値になっている可能性があるので、薬を飲んだ状態で少し低い位の血圧をばっちりキープできていたら今度先生のところに行ったときに相談してみてください。先生から見ても大丈夫そうならきっと薬を減らしてみようとか、弱い薬に変えてみようとか、薬を止めてみようとかお話しがあるはずです。」

ここまでできて患者さんに納得してお帰り頂けたらその日のお酒はさぞ美味しいと思います🍻笑

✨✨目指せ素敵な薬剤師✨✨

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