前回に続いて今度は会話術の聞き方のお話です。
また面白い研究結果があったのですが、ハーバード大学の人間関係に関する研究で、質問が多い人はそうでない人に比べて5倍以上好感度が高かったという研究結果がでています。
要は質問すればする程好感度(信頼)を勝ち取る事ができます。患者さんの立場に立って考えれば当たり前ですよね、質問されるって事は言い換えれば興味を持ってもらえてるって事なので、そうすると嫌な気持ちにはなりませんよね。
ただ前もって注意点を言っておくと、会話する余裕の無い方(このあとすぐに乗りたい公共機関があるとか、辛いから早く薬をもらって服用したい方とか)にはこんなテクニックは逆効果です、質問は簡潔にして早く薬を渡してあげて下さい😉笑
さて本題です「質問しろって言ったってどうすればいいのかわからないよっ」という方に簡単に質問できる方法と実例をお見せします。
まず大前提として、医療従事者の方は大学で「おうむ返し」って絶対習った事あると思います。

患者さんが「最近血圧が高いのよ。」
って言ったら「最近血圧が高いんですね。」
って同じ言葉を返す会話の方法です。これは専門的にはバックトラッキング😍って言うらしいです。はぁ、、、なんて厨二っぽい響き‼️だけどかっこいい😍😍😍笑

慣れてなかったり忙しい薬剤師さんはこれだけで終わってる方、結構います😅
具体的なコツとしてはこのバックトラッキングに5W1H(what,where,when,who,why,how)をつけて質問します🤩
さっきの例だと「最近血圧が高いんですね、いつ頃(when)から高いんですか?」とか
「最近血圧が高いんですね、それはどの位(how)高いんですか?」みたいな感じです。
バックトラッキングで患者さんを「肯定」、「共感」する事に加えて質問する事で信頼を得る事もできて、薬歴に必要な情報も得ることができるので、これを実践するだけでカッコいい薬剤師に近づきますよ☀️☀️

これからも薬剤師の皆さんの役に立つ知識や経験をお話ししていきますのでよろしくお願いします🤲🥺