次回に在宅患者とアルツハイマーの相性の悪さについての記事を書こうと思うんですけど、その前に僕の記憶に残ったその患者さんとのエピソードを紹介させてください🉐🉐

そう、あれは忘れもしない2年前の冬🎄

僕には在宅訪問している生活保護を受けているアルツハイマーの患者さん(70代女性)がいた

その年の春に初めて会った時は軽度のアルツハイマーだったのが、冬になるころは中等度~重度のアルツハイマーになり、翌春には施設に入所することになった。

その患者さんはアルツハイマーという事もあり、とても服薬の管理ができる状態ではなかったためケアマネージャー・ホームヘルパー・看護師・薬剤師・医師が連携して少なくとも週5~6は誰かが訪問して服薬の促しなど身の回りの世話を行っていたりもした。

いわゆる「見守り」も兼ねているというところでしょうか。

そんな冬に事件が起こった。

後に僕はこれを「みかん事件🍊」と呼んでいる・・・

僕はわが家から送られてきたみかんが大量に余ったため、年の瀬ということもありアルツハイマーの患者さん宅に昼休みに訪問した際に差し入れとして持って行った。

その患者さんは「あら、嬉しいわ。あとでお昼ご飯のデザートに食べるわ🥰」と言って喜んで受けとってくれてテーブルに置いた。

僕は一通り体調、食欲、睡眠、排せつなどの調子を伺い、カレンダーに薬をセットし帰る準備を始めた時に事件が起こった。

患者さんから

「寒い中来てくれてありがとう。手ぶらで帰らせるのもなんだから、これ後で食べなさい😊」

と言って先ほどテーブルに置いたみかんを大真面目に差し出してきたのだ🙄笑

わわわ・・・忘れてらっしゃる~っ🙄🙄

(ちなみに動揺のあまりに僕もみかんを受け取って帰りました。)

これがきっかけとなり多職種連携会議が開かれ、アルツハイマーの診断が重症という判断になりあっというまに施設の入所が決まりました💥

面白おかしく書いてしまいましたがその時は本当にこのままでは重大な事故が起きる💦ってマジで焦りました😥

本籍地が埼玉らしくやむなく埼玉の施設に引継ぎになったが、今もあの患者さんは元気だろうか・・・😶(遠い目)

アルツハイマー以外は本当に健康体の患者さんだったから元気だと思うけど😅

さて、次回は予告通り「在宅訪問とアルツハイマーの相性の悪さ」についてを書きたいと思います💨

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